太陽熱温水器を設置しました。HPで、エコキュート(ヒートポンプ式)、エコウィル(ガスエンジンコジェネ)、ライフエル(燃料電池コジェネ)の比較をして、現状だと、やはりエコキュートのバランスが良さそう。ただし、本来、他の2機種が発電した電力は、少なくとも、昼間の9時から午後5時程度までの間は、系統電力に接続して売れるような仕組みが必要、との結論になった。
しかし、原理的には、太陽熱温水器がベストのはず。しかし実際に使って見ないことには、評価もできない。
今回、選択した機種は、チリウヒータ製の強制循環式。同社社長の岡本氏は、本当は、自然循環式を奨めたいが、我が家のような鉄筋コンクリート製の家の屋上に設置するとなると、やはり強制循環式以外には無理との見解。
プロの意見には素直に従うべきと、機種の選択は、お任せした。しかし、設置方法については、かなり注文を付けさせていただいた。
何が景観木材を切断するために使用するた
一般的には、太陽エネルギーを最大限活用できるように、30度程度の傾斜角で、南方向に向けて設置する。これだと、夏には、熱いお湯が大量にできる。しかし、実際には、夏にはそれほど大量のお湯を必要とする訳ではない。むしろ、太陽熱温水器は、冬をターゲットとすべきなのではないか、と提案。そのために、設置角度を90度(垂直)というのも有り得るとは思ったものの、「それは無い」という岡本社長のご意見と妥協して、60度という普通だったらありえないよう角度にした。実際に太陽光が当たるのは6時間程度。現時点だと、9時30分ぐらいから、15時30分程度まで。
写真1に設置の状態を示す。
この吸熱パネル(2平米×3枚)の構造であるが、黒色に着色されたアルミ板の中央部が丸く成形され、銅だと思われる導水管に巻きついている。集光などを全くしていない平板構造であるが、これ以上の構造を考えるのは難しい。表面には、強化ガラスが設置され、温室状態を作る。背面には、断熱材が入っている。
ガスが作業をランタン方法
タンクの水容量は300リットルで、そこに、吸熱パネルからの熱湯(不凍液)が入って、熱交換され、水の温度が上昇する。この太陽温水器からのお湯をガス湯沸し器がコントロールする混合器にまず入れて適量の水と混合され、その出口を湯沸かし器に入れる。これまでの実績では、最高温度は55℃であるが、このままでは、火傷する可能性があるよう思えるのだが、実際にはガスは最初30秒ほど燃焼し、その後、ガスは止まって、設定した温度のお湯が出てくる。
タンクの水温が何度まで上がっているのか、出口付近の温度が、風呂場で読める。しかし、タンクの上部と下部では、温度がかなり違うのではないだろうか。実態は不明。
岡本社長にすでに要求を出してしまったが、もしも新しい機種を開発するのであれば、上部温度、中間温度、下部温度とせめて、3箇所の温度が表示されるような仕組みが欲しい。これが分かれば、お湯が後何リットル使えるか、分かるようにもなる。
実際、お湯を使い始めると、タンク下部から水が入り始める。しかし、出口温度はほとんど変わらない。したがって、あと何リットルお湯があるのか、全く分からない。
どのように消防士は実験室での火災を戦うのですか?
写真2には、タンクを示す。地震のときにどうなるか、岡本社長と色々と議論をしたものの、地震が現実のものになってみないと分からない。
さて、このような設置状態で性能はどうなるのだろうか。
冬には、恐らくお風呂に適した温度まで昇温することは有りえないが、水温(10℃以下?)から15℃でも温度を上昇させることが可能であれば、それなりに意味があるのではないか。それには、冬の太陽が垂直に当たる角度が良いという発想。冬至の日の南中高度は、90度-観測地点の北緯-23.4度である。我が家の緯度を北緯35.5度とすれば、南中高度は約31度。これが、60度設置の根拠である。70度でも良かったかもしれない。
本日は、昼間にかなりお湯を使ったためだろうか、47℃までしか上がっていないが、それでも、ガスも電気も使わないお風呂(シャワー)は格別である。
実際には、電気を使っている。循環型であるため、4.5リットル+ホース容量分の不凍液をポンプで循環させているからで、その消費電力は87Wである。この循環ポンプは、雨のような天候状況だと運転されない。曇りだとポンプは動くが、そのような状況でも、我が家の太陽電池は2~400Wぐらい出ているから、結果的には、電気を使っていない。
雨だと当然、温度は全く上がらない。曇りだと、程度にもよるが35℃ぐらまで。ちなみに現時点で水道水の水温は21℃程度である。
LCAデータ出したくてそのためのデータを岡本社長から貰っているので、次回には、その結果を報告したい。
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